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2011年1月31日 (月)

考えさせられたこと

 知り合いにAさんという55歳過ぎの人がいる。彼は先日、2回目の大病をして仕事に復帰した。2回目の治療は想像以上でたいへんつらかったけど、奥さんが献身的に支えてくれたそうだ。前の職場で1回目の病気をした時、治療が長引いて居づらくなり仕事をやめた。たいした退職金も出なかったという。今の仕事は派遣社員的な仕事をしている。

 彼はバツイチで今の奥さんも再婚同士だという。お互いの子どもはいない。出身は九州で東京で仕事をしてて結婚したという。子どもが1人いたそうだ。

 Aさんが私に言った。「子どもが会いたいと言ったらどうする?」

 何のことか最初はわからなかったけど、話を聞いていくうちに離婚して母親に引き取られた娘さんが父親(Aさん)に会いたがっているらしい。

 彼は離婚してから家を出て名古屋に来たという。奥さんと娘さんは東京に残ったようだが、父親の居場所はずっとわからなかったらしい。

 娘さんは八方手をつくして父親を探したそうだ。テレビの公開番組に応募しようとも思ったという。やっと見つけ出して会いたいと言って来たそうだ。娘さんは幼い頃の父親との写真がずっと携帯の待ちうけにしているという。Aさんも小学生と中学生の頃の娘さんの写真を携帯に入れていた。

 今の奥さんはとても複雑でその話になると泣くという。自分も別れた子どもがいるからうらやましさと不安とでどうしていいかわからないのだと思うと言っていた。

 私はAさんに言った。

 子どもには罪はない。16年間(娘さんは29歳だそうな)ずっと会いたいと思って、父親を探した子どもに感謝しなくてはいけない。会ってあげるべきだよって。でも今の奥さんは大切にしなくちゃいけない。今の奥さんがどんな人か、娘さんに説明してあげるべきだ。(娘さんは父親が再婚していたのがとてもショックだったようです。)娘さんもりっぱな大人なんだからきっとわかってくれるよと。

 お金はないけど、お互いの傷を理解して、身を寄せ合って暮らしているAさん夫婦には暖かさがあると思う。私たちにはない暖かさ。なんと説明していいのかわからないけど、傷口を包んでくれる薬のような・・・

 そして十数年会わなくても子どもから見たら、父親であり母親であることは変わらないのだと。親子の絆はホントに深いんだなと思う。

 Aさんと娘さんは近々会うそうだ。その後に今の奥さんを紹介すると言っていた。今後お互いがいい結果になるように祈りたい。

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